キャリー

原題:CARRIE
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:シシー・スペイセク、パイパー・ローリー、エイミー・アーヴィング、ナンシー・アレン

1976年 / アメリカ
日本公開年:1977年

ストーリー

メイン州チェンバレンのハイスクールに通うキャリーは、おどおどした物腰と地味な容姿で笑い者になっていた。
ある日、体育の授業後シャワーを浴びていたキャリーは初潮が訪れ、それがどんなことなのか知らないキャリーはパニックになり、それをクラスメートらがからかい騒ぎとなった。
家では、狂信的なキリスト信者で性を罪悪視し、肉体の成長は邪念の現れだと決め付けている母親は、17才になって初潮がきたキャリーに嫌悪感を示す。
そんな中、学校では生徒たちのダンスパーティーであるプロムの日が近付いていた。

レビュー

スティーヴン・キングの処女作が映画化され、これによりキングの知名度を上げた作品。
俳優の選出は「スター・ウォーズ」のオーディションと一緒に行い、「スター・ウォーズ」に選ばれなかった俳優の中から選ばれた。
当時は駆け出しの若い俳優ばかりで、この作品の後に俳優としてキャリアを積み有名になっている。

まだキングの名で映画にハクが付く前だし、CM出身の監督に無名な俳優ばかりで売りが何もない中で枠に囚われない撮影方法を起用し、後の映画界に影響を与える映画となりました。
しかも、キャリーを演じたのが映画スタッフの奥さんであるシシー・スペイセクで、26才だったシシーが高校生を無難に演じていたことも驚きますねー。

キャリーをからかうクラスメイト・・・そして、なんと言ってもこの映画でキャリーの惨めさを際立たせるのはキャリーの母親。
その母親のキャリーへの態度は、学校での虐めよりも惨たらしいのです。
実はキャリーはとても可愛い(シシーが可愛いのだけれど)
映画が進むにつれ、キャリーの表情がキラキラしてくる。
この映画は単なるホラーでもないし、恐怖を煽る映画ではなくて、キャリーが女性として目覚める青春映画だと思ってます。

だからこそ、それが一転してしまうシーンは可哀想で可哀想で・・・
さすがに怒り爆発なキャリーとなるんですけど、彼女とって本当に悲劇的な展開になるんですね。
この哀れさと悲しみと怒りとが混在した恐怖のクライマックス。

で、ラストシーンですが、何度観ても飛び上がりそうになります。
わかっていても、ドキッッ!!
絶妙なタイミングなんでしょうねー、あれは・・・。


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