CUBE

原題:CUBE
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:モーリス・ディーン・ホワイト、二コール・テ・ボアー、ニッキー・ガターニ

1997年 / カナダ
日本公開年:1998年

ストーリー

立方体の部屋に理由もわからず閉じ込められた、警察官のクエンティン、女医のハロウェイ、女子学生のレヴン、外壁だけを設計したというワース、刑務所脱獄犯レン、精神の障害を持つカザン。
部屋の集合体のために、部屋から部屋へ移動して行くことになるが、トラップ(罠)が仕掛けられた部屋があり、その部屋を避けていかなければならない。
果たして、そこから脱出できるのか・・・?

レビュー

この映画の魅力は謎だらけ・・・ということでしょう。
映画の冒頭はショッキングなシーンで始まり、まず恐怖を植え付けてます。
あのシーンはトラップがあることを説明しているんですね。

そして、連れてこられた時の記憶がない人物が次々に現れる。
職種などもバラバラで繋がりがない。
ひたすらトラップの部屋に引っかからないように動く。
極限の精神状態と密室という状況の中で、それぞれの人間性が出始めてくる。

端的な言い方をすれば、良い面と悪い面の両方が如実に出てくるのです。
それに、立方体についての情報(誰が何のためになど)が見事にわからないままというのは、私たちも彼らと心理的に共有できるのです。
人は不可解なことに恐怖心を抱くもの。

昨今あまりにもショッキングな映画が多いため、案外こういう単純そうな映画は新鮮に映ったりするものですかね?
人間の恐怖は複雑さから生まれるんじゃなく、情報のなさや「逃れられないかも」という見えざるものから生まれるんだと再確認できた作品です。


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