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グッド・シェパード
THE GOOD SHEPHERD

監督:ロバート・デ・ニーロ
出演:マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、アレック・ボールドウィン、タミー・ブランチャード、ビリー・クラダップ

2006年 / アメリカ
ベルリン国際映画祭:銀熊賞(芸術貢献賞/出演者のアンサンブルに対して)
日本公開年:2007年

*** ストーリー

1961年、キューバのカストロ政権転覆を目論んだアメリカによるピッグス湾侵攻作戦がCIA内部の情報漏れで失敗。
指揮をとったベテラン諜報員エドワードは窮地に立たされる。
数日後、エドワードの元にCIA内通者と敵側スパイと思われる男女が映ったテープが届き、エドワードは部下に分析をさせるが・・・。

*** レビュー

ロバート・デ・ニーロの13年ぶりの監督作で、この作品は2作目。
CIAの誕生秘話をひとりの男を通して描く意欲作です。

とにかくこの作品は、豪華俳優陣の共演ということで驚きます。
もちろんロバート・デ・ニーロも出演してますし、ウィリアム・ハート、ティモシー・ハットン、ジョー・ペシ、ジョン・タートゥーロなどなど、そうそうたる面々がチョイ役で出ているのです。
そして、主演のマット・デイモンが感情を表わさない静かな男を見事に演じ、青年から壮年を違和感無く見せます。

1961年のピッグス湾侵攻作戦の内通者を探し出す作業と平行に、エドワードの子供の頃からのエピソードを描くという二段重ね。
作品はエドワードが国の諜報活動に従事するきっかけから、戦略事務局(CSS)の一員となり、やがてCIAが創設される過程も丁寧に描いています。

スパイを描いていますがアクションは皆無です。
内容的にはちょっと混乱しましたが、CIAが創設される経緯は興味深かったです。
時間も3時間ほどもあるんですけど、変に集中力が切れることがないよう上手く構成されているんですね。

テープの映像の詳細が徐々にわかっていくシーンを挟み込んでいることで目が離せないし、エドワードの諜報員として、夫として、父親として、そして息子としての心情も描かれていて、濃厚な人間ドラマになっています。


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グッド・シェパード