原題:INTACTO
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
出演:レオナルド・スバラグリア、ユウセビオ・ポンセラ、マックス・フォン・シドー 、モニカ・ロペス
2001年 /スペイン
第16回ゴヤ賞:最優秀新人監督賞、最優秀新人男優賞
日本公開年:2003年
フェデリコは幼い頃の大地震で生き残り、サムという男に助けられる。
サムもまた、幼い頃にアウシュビッツで生き残った男だった。
サムには相手の運を奪い取る能力があり、その能力をフェデリコに与えた。
しかし、大人になったフェデリコがサムの元から去ることにしたため、サムは人の運を奪うという能力をフェデリコから消し去った。
7年後、フェデリコは強運を持っている人間を探していた。
フアン・カルロス・フレスナディージョの長編映画初監督作品。
相手に触れると、相手の運を奪い取ってしまう。
ゲームは強運を証明するための手段である・・・という、これらの発想と設定はユニークだし、面白い。
ただ、様々な伏線をわかりやすく見せる訳でもないので、観る方は展開の読解力を必要とするかもしれない。
フェデリコが強運の持ち主を探していた時、旅客機が墜落して237人の乗客・乗務員が亡くなる中で、一人生き残った男がいることを知るのです。
その男は強盗犯で逃走中のトマスという男だった。
警察に身柄を拘束される寸前に、フェデリコはトマスに強運の持ち主が参加するゲームに加わるなら、警察から逃してやると持ちかける。
フェデリコがゲームに参加できるだけの人間を探している意図や、強運を持ってるとか奪うとか、その辺は映画の流れの中で理解していかないと置いていかれますね。
もう少し、その辺をわかりやすくしてくれたら、もっと面白さを感じたかもしれません。
でもまぁ、思慮深く考えながら観ていけば、けっこう奥深さを感じる・・・というか、ラストの皮肉さに唸ることができるでしょう。
でもそれも、あくまで観る者に解釈を委ねてるような作りではあります。
全体的に単調な作りだし、見せ場はそれほどないし、難解な部分もあるしで好き嫌いが分かれそうな映画だと思う。