原題:JARHEAD
監督:サム・メンデス
出演:ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ジェイミー・フォックス
2005年 /アメリカ
日本公開年:2006年
祖父や父親が海兵隊員だったスオフォードは、18才になって迷わず海兵隊に入隊した。
スオフォードは訓練を経て、偵察狙撃隊STAの候補に抜擢され、60名の候補者から絞り込まれた8名に残った。
そんな折、イラクがクウェートを侵攻した。
アンソニー・スオフォードの「ジャーヘッド アメリカ海兵隊員の告白」を基に映画化した作品。
”ジャーヘッド”とは、刈り上がった頭がジャー(ポット)に似てることから呼ばれているそうですが、「中身が空っぽ」という意味でバカにした呼び方でもあるそうです。
この作品、ほとんどピンポイント空爆で始まり終わったという印象のある湾岸戦争での、「砂漠の剣」と呼ばれる地上作戦に参加した兵士のお話。
しかも、未だにイラクが混沌としている最中に、わざわざ作った映画の意図はなんだろう?とは思いましたが。
この映画の舞台になった地上軍は2月24日から展開。
クウェートを包囲する形でイラク領に侵攻。
25日にはイラク軍は抵抗してスカッドミサイルを撃ち込むんですが、抵抗はそれだけ。
地上戦が始まった3日後には事実上の戦争は終了・・・という、ズバリ映画はその辺りを描いているのです。
主人公のスオフォードは愛国心に燃え、正義感があり、祖国のために戦うんだと息巻いてサウジアラビアにやって来る。
他の兵士も同様だろうと思うんだけれど、どうも戦闘が始まらない。
何もない砂漠の砂嵐の中で、退屈で仕方ない・・・という地上戦に参加する海兵隊員の実情が率直に描かれてはいると思います。
でも、戦争に対しての兵士のノリは観ていて気分は良くありませんでした。
それも戦争の実態なんですけど、「だから?」としか言いようのない映画でした。