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スウィーニー・トッド フリート街悪魔の理髪師
SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET

監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン、ティモシー・スポール

2007年 / アメリカ
日本公開:2008年

*** ストーリー

19世紀ロンドン。
フリート街で理髪店を営み、妻と娘と幸せに暮らしていたベンジャミン・バーカーは、妻に横恋慕したタービン判事によって無実の罪で流刑されてしまう。
それから15年後、脱獄したベンジャミンは”スウィーニー・トッド”と名を変えて街に戻り、パイ屋の女主人から妻や娘について驚愕の事実を知らされる。

*** レビュー

スティーヴン・ソンドハイム、ヒュー・ウィラーによるトニー賞受賞の同名舞台を映画化した作品。
この作品もミュージカル仕立てで、ジョニー・デップを始めとする出演者は踊りはしませんが歌声を披露しています。

ストーリーは単純明快、復讐劇です。
トッドの幸せな回想シーン以外、彼の笑顔は皆無という徹底的に陰気臭さと不快なシーンのオンパレード。
その徹底振りが良いんですね。
そして、ミュージカル嫌いな人が抱く”ワザとらしさ”をあえて際立たせている風でもあります。

ストーリー的というか、ある種の恐さはイギリスのTVM「スウィーニー・トッド」の方が面白いんですが・・・。
しかし、ティム・バートン独特の雰囲気を堪能できるこの作品、恐さと可笑しさが紙一重な作風なのは見事なんです。
どこかお伽チックであり、残虐なシーンすらもそう感じてしまう。

心理描写にも一定の距離を生んでいるのか、感情移入を拒むようにクールに描いていて、ラストで呆気に取られてお終いみたいな感覚になるよう計算されているんでしょうかね?
噴出す血の色も考えてありますし、その噴出しっぷりがワザとらしくて苦笑いしてしまうのも計算なんでしょう。
優れたミュージカル映画を撮るというより、ミュージカルで遊んでるような印象を受けました。


お気に入り度
DVD
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)