ドッグヴィル

原題:DOGVILLE
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー

2003年 /デンマーク
日本公開:2004年

ストーリー

ロッキー山脈の麓にある村「ドッグヴィル」
ある日、村の近くのジョージ・タウン方向から銃声が響いた。
その直後、村の青年トムは、村に逃げ込んできた女性グレースと出会う。
すぐに追っ手のギャングたちが村に現れたが、すでにトムはグレースを隠し、何とかその場を切り抜けた。
トムは翌日、集会所でグレースをかくまうことを提案。
条件は「二週間で彼女が村人全員に気に入られること」だった。

レビュー

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で、主人公の女性をとことん虐げ、これでもかっ!と観る者に救いようのない思いをさせ、落ち込ませた監督の作品。
この作品もまた、主人公の女性をトコトン虐げております・・・。

まず最初に誰でも面食らったであろう、舞台劇のような・・・スタジオでのリハーサルと見間違えるようなセットに私も御多分に漏れず、驚いた。
まさか、これでストーリーが続くの・・・?と。
線と最低限の家具だけのセットは、最初はさすがに違和感ありまくりだったのに、不思議とストーリーが進むうちに慣れていくものなんですね。

限りなく平面の中で繰り広げられるこの作品は、セットで演出して誤魔化さない人間の内面にガッと焦点を当てていた。
だから、閑散としたセットも気にならなくなったのだろうと思います。

いやはや、この映画は本当に凄いです。
セットがない上に時間も長く、最初は忍耐力を要したけれど、途中から一気に食い入って観ていました。
いろんな意味で、観ている者を試していると思わずにはいられません。

それにしても、ニコール・キッドマンがきれい♪
女から見てもウットリしちゃう美しさですよぉ〜。
ラストで眼差しがキッ!と変っていくところも、さすがです。
それと、ナレーションのジョン・ハートの声の響きが素晴らしかったです。


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