ニキータ

原題:LA FEMME NIKITA
監督:リュック・ベッソン
出演:アンヌ・バリロー、ジャン・ユーグ・マングラード、チェッキー・カリョ、ジャンヌ・モロー

1990年 /フランス
日本公開:1991年

ストーリー

パリの路上で暮らす麻薬中毒の二キータは、仲間たちと薬屋を襲撃し、彼女は駆けつけた警官3人を射殺してしまう。
ニキータは無期懲役刑を言い渡されたが、政府の秘密機関によって工作員になることを強要される。
最初は激しい抵抗をしていたニキータだったが、3年間の訓練を耐え、殺し屋と変貌した。
そして、秘密工作員として社会に紛れ込んで生活することになった。
そんなある日、二キータはスーパーマーケットに勤めるマルコと出会い、初めて恋をする。

レビュー

泣き虫の殺し屋、二キータ
このコピーがとても印象深く、映画を観終った後にそのコピーが的を射ていると納得したものでした。

黒の中の青・・・という配色が随所に見られるこの作品は、画面から悲壮感と冷たさが常に漂っています。
ニキータの激情する気性とは対照的な色彩。
これがベッソンのセンスなんですよね。

そして、女の殺し屋という設定は今でこそ溢れるくらいに作品が作られ、二キータよりもカッコよくて美しい女殺し屋ばかり。
いわば、「二キータ」はスタイリッシュさも兼ね備えた女殺し屋の先駆けですね。
何でもそうですけど、初めて見た時の新鮮さをつい忘れてしまうことがあります。
たとえば携帯電話なんかも、出始めた頃の電話を現時点の感覚で見ればデカイし、ヤボったい。
それはデザインが凝ってきている”ケータイ”に見慣れてきてるからであって、それと同じでしょうね「ニキータ」も。

そして、この作品はアクション映画として私は観ていません。
あくまでも二キータという女性のお話だと思っています。
好きな人と自分の置かれた立場の狭間で苦しむという姿が切々と描かれています。

ところで、”掃除屋”としてジャン・レノがちょこっと出ています。
そのキャラクターを活かして作られたのが「レオン」なんだそうですね。


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