原題:THE BUTTERFLY EFFECT
監督:エリック・ブレス、マッキー・J・グライバー
出演:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、ウィリアム・リー・スコット
2004年 /アメリカ
日本公開:2005年
幼い頃から度々記憶が飛んでしまうエヴァンは、治療のために日記を書いていた。
13才の頃、幼なじみのケイリーたちと悪戯を仕掛け、何かが起こるが、エヴァンは何があったのか記憶がなかった。
やがて、エヴァンは引越しをすることになり、家庭の中が乱れていたケイリーが気掛かりで、最後に「迎えに来る」と伝えた。
そして日が流れ、大学生になったエヴァンは記憶をなくす症状が出なくなっていた。
しかし、昔書いた日記をふと読んだことで、不思議な現象が起きる。
記憶喪失とタイムトラベルという要素を合わせたサスペンス映画で、加えてこの映画は「バタフライ・エフェクト」というカオス理論で説く、人が生きる上で行うその時々の選択によって、その後の人生に与える影響を中心に描いている。
まず、冒頭で見せられるシーンの意味がさっぱりわからないまま、エヴァンの少年時代に戻る。
映画の序盤は、エヴァンの記憶が消えることに付き合う形で、いくつか穴があいた状態の流れを見せられていく。
その瞬間何があったのか?・・・ここら辺は謎だらけなので、人間の心理として謎を説きたいという欲求にかられる。
掴みは上出来。
その穴があいたシーンに、中盤から様々なパーツが埋め込まれていくような展開になります。
観終わった時、かなりの疲労感が襲いました。
でも、そこはグイグイ引きこませて見せるだけの脚本と、リズムを悪くしない編集力によって、ドッチラケにはならなかったです。
ただ、難癖つける点があるとすれば、エヴァンの意図的な選択によって、他の人の人生が変っていくのは強引かな?とは思いました。
エヴァン以外の人たちにだって選択力はあるのに、あくまでもエヴァンの行いの犠牲あるいは救済されたという展開は安易かもな・・・と。
カオス理論を用いながらも、人生哲学には及んでいないってことで思ったより深くはないお話。
ところで、エヴァン役のアシュトン・カッチャーはモデル出身なだけに髭面でもイイ男なのよね。