ベルンの奇蹟

原題:DAS WUNDER VON BERN
監督:ゼーケン・ヴォルトマン
出演:ペーター・ローマイヤー、ルーイ・クラムロート

2003年 /ドイツ
日本公開:2005年

ストーリー

1954年、西ドイツのルールに住む11才のマティアスは、母、姉、兄の4人暮らしだった。
サッカー好きのマティアスは、自分を可愛がってくれるサッカー選手ラーンが父親代わりでもあり、ラーンはマティアスが傍にいると大事な場面でゴールを決めていた。
そんなある日、ソ連軍の捕虜になっていたマティアスの父親が11年ぶりに帰還した。
父親は家に戻ると、いきなり厳格に振る舞い、マティアスがサッカーに没頭することを許さなかった。

レビュー

物語は1954年W杯スイス大会でのドイツ代表の実話と、ある家族の物語がよく絡んで出来上がった秀作。

少年が生まれる前に戦争へ行った父親は、戦争で負った心の傷で家族とも打ち解けず、家族の中で軋轢が生じる。
しかし、そういう家族の関係を繋ぎ止めたのはサッカーだった。
「奇蹟」と呼ばれたスイス大会でのドイツ優勝。
それに添うかのように、父親と息子は心が通い始める・・・。

とにかくこの映画で感心したのは、決勝のドイツvsハンガリー戦を忠実に再現したプレイ。
決勝のオーディエンスはCG合成らしいんですけど、その当時のスタジアムの雰囲気も充分感じます。
ドイツの勝利を祈ってテレビの前に群がる人達の一喜一憂は、サッカー好きならよくわかる心情です。

現在は、ドイツがW杯で優勝しても「奇蹟」とは呼ばれないほど強豪国になりました。
けれども、当時の歓喜は今尚輝いているんでしょうね。


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