原題:PRICK UP YOUR EARS
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ゲイリー・オールドマン、アルフレッド・モリーナ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ
1987年 /イギリス
日本公開:1987年
1967年のロンドン。
劇作家のジョン・オートンは、ビートルズの映画の脚本などで注目されていた。
そんなジョンは、長く恋人関係にいるケネスという男性と一緒に暮らしていたが、自由奔放にあちこちで男を誘っては浮気をしていた。
陰ながら支えてきたケネスは次第にジョンに対する嫉妬を募らせ、精神を崩していく。
ゲイリーは、実在した人物を演じることが続いてた頃ですかね?
この映画のために、ぽっちゃりに太らせたそうです(「シド・アンド・ナンシー」ではガリガリでしたが)
ゲイリーの演技に対する情熱は並々ならぬものを感じていましたが、この作品は圧倒されます。
男を誘う眼差しのなんて色っぽいことか・・・。
この作品で、男を誘う時のゲイリーは性別を超越させてしまってる気がします。
そして、ジョンを陰でひたむきに支えるケネス役のアルフレッド・モリーナがデカイ体に似合わず、健気な雰囲気が見事。
動作が女性そのものでありながら、オカマっぽくない。
そのモリーナは元々ある目力がある人ですけど、彼もまた眼差しで演じてるんですよね。
ジョンを見る時の眼差し・・・目は口ほどに物を言うってことで、ケネスの心理が目でバシバシ伝わってきます。
とにかく、ケネスのいじらしさに切なくなる作品でした。