原題:FROM HELL
監督:ヒューズ・ブラザーズ
出演:ジョニー・デップ、へザー・グラハム、イアン・ホルム、ロビー・コルトレーン
2001年 /アメリカ
日本公開:2002年
1888年ロンドン。
2年前に妻子が亡くなり、そのためにアヘンに溺れてしまったアバーライン警部だったが、ホワイトチャペル周辺で娼婦の他殺死体の捜査を担当することになった。
この鋭い刃物で殺害された事件は、ロンドンを震撼させた連続猟奇事件の始まりだった。
実際に1888年にロンドンで起こった、切り裂きジャックの事件を題材にした作品。
セットも当時のホワイトチャペル周辺を忠実に再現したとあって、雰囲気は出ていたと思います。
まぁ、あれほどダークな感じだったかはわからないですけど・・・。
この映画はあくまでも事実に基づいている・・・とはいえ、フィクションの部分は多い。
当然、ジョニーが演じるアバーライン警部は架空の人物ですけど、映画で「切り裂きジャック」とされた犯人も架空です。
なぜなら、切り裂きジャックは未だに犯人がわかっていないですからね。
容疑者は何人かいたらしいく、映画の中で用いた人物も動機も「容疑」として挙がっていたらしいですけど、断定まで到っていません。
けれども、被害者は実在の人物だったし、殺害の状況も事実に沿って描かれていました。
作品の中身はと言うと、連続殺人への恐怖が伝わってこない上に、殺害シーンだけはエグい。
仲間が殺されているのに、娼婦達はあっけらかん。
俳優は皆素晴らしくキャスティングが良かっただけに、きちんと絞り込んでいない脚本は残念でした。
エグいシーンを含む全体の映像は、かなり高レベルでしたが。