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ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド

原題:BROTHERS OF THE HEAD
監督:キース・フルトン、ルイス・ペペ
出演:ハリー・トレッダウェイ、ルーク・トレッダウェイ、ブライアン・ディック

2005年 /イギリス
日本公開:2007年

ストーリー

トムとバリーは、身体の一部が結合している一卵双生児の兄弟。
一目を忍んで育てられた2人は、18才の時に興行師のザックと契約し、ロックバンドとして売り出されることになった。
ザックは2人を”ザ・バンバン”と名付け、センセーショナルな2人は瞬く間にスターダムへとのし上がった。
ある日、女性記者ローラが2人の密着取材に訪れ、やがてローラとトムは恋に落ちたことでトムとバリーの運命が狂い始める。

レビュー

「ロスト・イン・ラ・マンチャ」の監督コンビによる、1970年代中盤のイギリスに於けるミュージック・シーンを駆けていった双子の兄弟のお話。

嘘のような本当のドキュメントが「ロスト・イン・ラ・マンチャ」ならば、この作品は本当のような嘘のドキュメント。
・・・というか、ドキュメントに見せかけた創作ドラマ。
もっとも、これは小説の映画化なんですね・・・。
その小説をどう料理して仕上げていくか?というところなんでしょうが、「作り物にしちゃ、よくできてるなー」という風に感じて欲しかったんでしょうか?

そもそも、欧州では「見世物」ということで身体的に何かを抱えた人を晒し者にする商売がありました。
この作品に於ける彼らも、まるっきりそんな感じ。
個性というより、いかに大衆にインパクトを与えて売れるか?という業界の中に飲み込まれた2人。
そういうことで、社会の中で育ってこなかった2人がいきなり社会に放り込まれ、その姿をドキュメント仕立てで見せられるわけです。

どのシーンも冷ややかな目線で映し出され、観ていて自分の心の置き所がなくなりました。
作品自体は良くできてると思いますが、観終わった後はかなりナーバスさを引きずってしまったので、お気に入りの星は少なめ。


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