原題:THE BRAVE
監督:ジョニー・デップ
出演:ジョニー・デップ、マーロン・ブランド、エルビティア・カリーロ
1997年 /アメリカ
日本公開:1998年
ネイティブ・アメリカンのラファエルは、アメリカ社会の片隅で家族と共に小さなコミュニティーで暮らしていた。
仕事のない中、ラファエルはスナッフ・ムービーを製作している男を紹介される。
5万ドルの報酬で出演を受ける決意をし、ラファエルは撮影までの一週間を家族に費やすことにした。
監督・脚本・主演をこなしたジョニー・デップこん身の作品。
ジョニー自身がネイティブ・アメリカンの血を受け継ぐ人ですし、加えて「デッドマン」に出演したことが大きかったのかな?と思えました。
ラファエルの住むコミュニティーの荒んだ環境をじっくりカメラが映しこみ、セリフで語るよりも醸し出す雰囲気やゆっくり展開していく作風は「デッドマン」に近いような気がしました。
この作品も死を待つ男の話ですが、ネイティブ・アメリカンの死の解釈は「帰る」ということ。
その「帰る日」まで心静かに、そして一番愛する者と過ごすというラファエルの姿をありのまま見せるということなんだと思います。
しかし、ラファエルがスナッフ・ムービーを作ってる男に会いに行く決意をするまでの経緯はなく、唐突な感じを受けてしまいます。
恐らく、それが重要なんではなく、残りの一週間という時間だけを描きたかったんでしょうね。
映像的にも叙情的なシーンが多く用いられ、ジョニーがどんな映画を作りたかったか?ということは伝わりました。