原題:MILLION DOLLAR BABY
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン
2004年 /アメリカ
アカデミー賞:作品賞、主演女優賞、助演男優賞、監督賞
日本公開:2005年
ロサンジェルスにある小さなボクシング・ジムを経営しているトレーナー、フランキーのもとへ31才の女性マギーが弟子入りを志願する。
フランキーはその申し出を断ったが、マギーは諦めずにジムへ通う。
黙々と練習を続ける続けるマギーの執念は、次第にフランキーを突き動かす。
この作品はスポ根ものではなく、いかに生き、いかに死んでゆくかを投げかけているような作品です。
けれど私はどちらかと言えば、フランキーを通して、生きるとは負うことなんだ・・・という重さを見せられ、気持ちがしんどくなりました。
ボクシングはひとつの設定に過ぎないんでしょうが、やはりボクシングというのは「ハングリー精神」の象徴でもあり、孤独感もイメージ的に抱きやすいのでチョイスされてるんでしょうね。
で、この作品は全体に会話の「間」が絶妙でした。
たわいもない会話にも「間」が巧く存在し、映像的な影の使い方と相まって、作品の雰囲気が重厚になっていたと思います。
ただ腑に落ちない点も多々あり、重要な後半からが駆け足気味だったのが残念です。