もしも昨日が選べたら
原題:CLICK
監督:フランク・コラチ
出演:アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンセール、クリストファー・ウォーケン
2006年 /アメリカ
日本公開:2006年
ストーリー
建築士のマイケルは、家庭を顧みない仕事人間。
そんなマイケルは、家に沢山のリモコンがあって、どれがテレビのリモコンなのかもわからずイライラ。
全ての電化製品を操作できるリモコンを買おうと、深夜も営業しているホームセンターに出かけた。
マイケルは店内で謎の部屋を見つけ、そこで怪しげな従業員モーティに出会う。
モーティは倉庫から、何でも操れる最先端のリモコンをマイケルに渡す。
レビュー
時間を操作するリモコンっていう発想が面白く、普通のタイムトラベルとは趣が違うアイディアは良いと思います。
時間だけではなく音量も操作できるので、うるさい人のお喋りや騒音なんかも音量を下げたりと、面白い。
深く考えずに軽く観る分には、ちょっとシモネタが多かったりするけれど楽しめるかな?とは思う作品ですね。
けれども、私はどうも笑いきれないネタが気になったんですよ。
主人公は働きすぎで家庭を顧みない男・・・この設定は、仕事に打ち込む男は家庭人として失格だという感じですけど、どうなんでしょうね?
でもまぁ、それはそれとして、ストーリーは「クリスマス・キャロル」というお話っぽい。
シモネタに苦笑し、終盤ではホロリときます。
ところで、この映画にはダスティン・ホフマンの息子とジャック・ニコルソンの娘が登場しています。
美男美女ですねー。
▼▼▼ネタバレ▼▼▼
仕事熱心なダンナは良くないっていうのは、アメリカの考え方との違いはあるでしょうけども、この作品は日本を皮肉っている部分も気になりました。
たぶん、仕事に打ち込んで家族には無関心な時のマイケルの姿は日本人の姿を重ねてるんでしょうね。
「日本人は魚を焼く時間も惜しむ」と、日本人からの仕事のオファーが来て、期限をきっちり守らないといけないっていう点を皮肉っているセリフ。
家族とのバケーションを楽しむために、仕事の納期を遅くしても構わないというのはアメリカ式なのかは知りませんけど、「きっちり約束日を守る」ことを皮肉られてもなぁ〜・・・と。
それで家庭との板ばさみでマイケルはイライラしちゃって、例のリモコンに辿り付くというんだから、日本人としては複雑というか・・・。
そして、日本のロボット犬「アイボ」を壊すシーンがっっ!
うわぁ!なんてことをっ!!
こりゃ、絶対にこの映画を作ったアメリカ人は日本が嫌いだろー!?
マイケルはあくまで出世のことしか考えずに、リモコンを操作していく。
すっ飛ばした時間の自分の行動は、マイケルにはわからない。
たどり着くと、そこには結果しかわからないので、どういう経緯でそこまでの人生を歩んできたのかわからない。
そして、自分にとって最悪な未来へと飛んで・・・ここで、自分の人生をキチンと見つめるのです。
マイケルが父親の死に目に会えずって下りや、成長した息子に家族を大事にしろと告げるシーンにはウルッときましたが。
この映画を観て我が振り直せジャパニーズよ・・・ってことで、如何でしょうか?
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