恋愛小説家

原題:AS GOOD AS IT GETS
監督:ジェームズ・L・ブルックス
出演:ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント、グレッグ・キニア

1997年 /アメリカ
アカデミー賞:主演男優賞、主演女優賞
日本公開:1998年

ストーリー

書いた小説はベストセラーになる恋愛小説家のメルビン。
しかし当の本人は、異常なほど潔癖症で神経質のために人との付き合いが苦手だった。
友人もいないメルビンだったが、そんな彼はウェイトレスのキャロルに淡い恋心を抱く。

レビュー

この作品、当初はジョン・トラボルタ、ホリー・ハンターの配役で撮影される予定だったそうです。
で、結果的にはジャック・ニコルソン、ヘレン・ハントになり、2人はオスカーを受賞しました。

ちなみに、ジャック・ニコルソンは、そのオスカーを「ア・フュ―・グッドメン」で共演し、アカデミー賞の直前に亡くなったJ.T.ウォルシュに捧げましたね。

「恋愛適齢期」のジャック・ニコルソンも良かったですが、この作品での彼は本当に良いです。
凶悪なキャラがピッタリな顔立ちながら、この作品ではやたら神経質なのに人との会話では配慮のミジンもないという設定。
それでいて、陰ではさりげなく気を配るという複雑さ。

そんなメルビンの複雑なキャラを演じ、とてもキュートなオジさんに見せてしまうんですから、ジャック・ニコルソンて色んな役ができる人なんだなぁ〜と改めて思いました。
仕方なく預かった犬から「愛を注ぐ」ことに目覚めさせられていく様や、ウェートレスのキャロルへの純愛なんかは見ていて胸が温まります。

恋愛小説を書いていながら、メルビンは恋愛にはとても奥手であるというところがミソですね。
脇役ながら、ゲイを演じたグレッグ・キニアも良いんです。
全体に、ほど良いコミカルさが散りばめられ、テンポも良く、恋愛映画を苦手とする男性にも共感が得られる貴重な作品ではないでしょうか。


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